top of page

2022年度
​活動報告

2022年度 JAED年次大会@大阪大学

  2023年3月18日(土)~19日(日)に大阪大学豊中キャンパスにて2022年度のJAED年次大会が開催されました。3年ぶりの対面での開催に至り20名の参加者が集まりました。正会員、準会員、学生会員3つの会員形態より参加され、2022年度に入会された杉森正会員、山咲正会員、上月正会員による新会員発表が行われました。

その後、総会で議題について、審議しました。

第16回 JAED研究会 学生の理解を促す概念型カリキュラム設計

 近年、教育機関に対する社会からの期待は高まり続けており、高等教育機関においても教えるべき内容が増加しています。教養や専門性だけではなく、課題解決力やコミュニケーション能力に代表される汎用的能力の育成も求められるようになりました。最近では、文理融合型のSTEAM教育やAI・データサイエンスの素養を身につけさせる事が求められています。

 一方で、法令上規定された学習時間(卒業要件単位数)は変わっていません。このように、教育課程上で学習量が飽和した状況は、カリキュラム・オーバーロードと呼ばれ、世界各国で問題となっています。これは、学ぶ側(学生)にとっても、教える側(教員)にとっても、ウェル・ビーイングな状態とは言えず、持続可能ではありません。

 本研修会では、こられの課題解決のために「概念型カリキュラム」の導入に取り組む事例紹介に加え、「概念型カリキュラム」の理論と実践の方法をワークショップを通して学びます。

 

                                                                      

【開催レポート】

 2023年1月9日(月)にオンラインにて第16回JAED研究会が開催された31名が参加されました。

前半は、清泉女子大学の山本先生より自学での実践を元に、概念型カリキュラムの解説をいただき、

後半は関西学院大学遠藤先生より概念型カリキュラムの実践例を交えながら、6つのグループに分かれ

グループ討議を行い、各班には当研究会のメンバーが入りファシリテートしながら、議論を深めました。

CBCI研究会模様.png

第15回 JAED研究会 

アセスメント基準による大学教育センター等の現状把握と担当者コミュニティづくり

 日本における大学教育センター等(Center for Teaching and Learning: CTL)(以下、センター)は、授業改善やカリキュラム開発の支援、学修支援の充実など、教育の質保証や教学マネジメントに寄与しており、学習者本位の教育を実現するためには重要な役割が期待されています。

 

JAEDでは、大学におけるセンターの現状や課題を理解し、今後の改善に向けた指針を提供する機会を設けたいと考え、センターを多面的にアセスメントできる「日本版CTLアセスメント基準(以下、基準)」の開発を2020年度よりに取り組んできました。

 

本研究会では、開発した基準を用いて、参加者が所属するセンターをアセスメントし、現状と今後の展望を議論します。特に、CTLやFDに関わる担当者同士のゆるやかなコミュニティづくりを行うことを目的とし、エビデンスに基づいた対話によって、参加者相互の学び合いや支援によって、CTLの改善につなげます。

研究会企画メンバー:

西野毅朗(京都橘大学・代表)、杉森公一(北陸大学)、吉田博(徳島大学)、竹中喜一(愛媛大学)、佐藤浩章(大阪大学・アドバイザー)

主催:日本高等教育開発協会(JAED)

 

                                                                      

【開催レポート】

 2022年9月12日(月)にオンラインにて第15回JAED研究会が開催された13名が参加されました。

前半は、徳島大学の吉田先生より日本版CTLアセスメント基準の解説をいただき、後半は4つの班に分かれて

グループ討議を行い、各班には当研究会のメンバーが入りファシリテートしながら、議論を深めました。

kakak.jpg
bottom of page