2021年度
活動報告
2021年度第1回JAED年次大会
2022年3月19日~20日にオンラインにて2021年度第1回JAED年次大会が開催された。
1日目は、16名が参加され、2021年度新正会員である、小林正会員、杉田正会員より自身の研究について、自己紹介も交えてご紹介いただいた。その後、総会にて議案についての報告及び議論が行われた。夜にはJAED BARが開催されより交流を深めた。
2日目は、14名が参加され午前の部は、日本高等教育開発協会研究費助成事業の最終報告を中井理事、西野理事より、中間報告を佐藤理事よりいただいた。その後は、特別講演として、都築準会員、小林功英様、下總良則様、山口豪様よりご講演いただき例年とはまた違った流れで新たな刺激を受け
新年度に向けて有意義な時間となった。
第2回カリキュラムコーディネーター養成研修会 -評価編-
2021年11月19日~20日にオンラインにて第2回カリキュラムコーディネーター養成研修会評価編を開催した。当日は、37名の教職員が参加された。
1日目は、カリキュラム評価の意義と方法について中井氏の講義から始まり、その後竹中氏の所属組織の評価の特徴と課題について講義いただき、ランチタイムを挟み、桑木氏より評価の指針の明確化と実効性を高める工夫について、西野氏より在学中における学習成果の評価と実践的な事項について講義いただいた。
2日目は、午前中より希望者への組織の課題解決案に関する個別面談を行い、午後には、カリキュラム全体を見渡した設計・評価・改善の取り組みの紹介を行い、その後グループワークでの課題解決案の発表共有を行い、その後講師が質疑応答を行い研修会は幕を閉じた。
主 催:日本高等教育開発協会(JAED)共 催:株式会社学びと成長しくみデザイン研究所
第14回 JAED研究会
大学教育センター等(Center for Teaching and Learning: CTL)の現状把握と今後の展望
―「日本版CTLアセスメント基準(改良版)」を活用して―
2021年9月14日(火)に第14回JAED研究会をオンライン開催しました。日本における大学教育センター等(Center for Teaching and Learning: CTL)(以下、センター)は、授業改善やカリキュラム開発の支援、学修支援の充実など、教育の質保証や教学マネジメントに寄与しており、学習者本位の教育を実現するためには重要な役割が期待されています。
JAEDでは、大学におけるセンターの現状や課題を理解し、今後の改善に向けた指針を提供する機会を設けたいと考え、センターを多面的にアセスメントできる「日本版CTLアセスメント基準(以下、基準)」の開発を2020年度よりに取り組んでいます。2020年に開催した研究会では、試行版基準をもとに、参加者が所属するセンターをアセスメントし、各センターの現状と今後、及び基準の有用性について議論し、改良を行いました。
本研究は、改良した基準を用いて、参加者が所属するセンターをアセスメントし、現状と今後の展望を明らかにすること、及び改良版基準の妥当性、有効性、課題を議論しました。
研究会企画メンバー:
西野毅朗(京都橘大学・代表)、杉森公一(北陸大学)、吉田博(徳島大学)、竹中喜一(愛媛大学)、佐藤浩章(大阪大学・アドバイザー)
第13回 JAED研究会 教育成果を可視化するための統計手法入門
日本における大学教育センター等(Center for Teaching and Learning: CTL)(以下、センター)は2000年代以降昨今の高等教育では、学生が何を得たのか、何ができるようになったのかを示す「学習成果の可視化」が重要なキーワードになっています。教職員のみなさまは、多様な学習評価のデータを活用して、ご自身の大学、学部・学科、授業等での実践が学生にどのような影響を及ぼしたのか、どのような資質・能力を養成したのかといった「教育成果の可視化」をしたいと考えていらっしゃるかたも多いと思います。
本プログラムでは統計プログラムHADを使い、学習評価データに統計学的な分析手法を適切に選択し、その結果を解釈するスキルの習得を目指し、講義と実習を行います。
※清水裕士先生のホームページからHADの最新版をあらかじめダウンロードお願いします。
(URL:https://norimune.net/had)
※表計算ソフトExcelを使うことができ、記述統計学の基本事項(平均・分散・相関係数など)を習得(参考書の第4章まで予習)しているかたを対象にした内容です。
参考書:小宮あすか・布井雅人(2018)
『Excelで今すぐはじめる心理統計 簡単ツールHADで基本を身につける』講談社
【到達目標】
1. 学習評価データに対して、統計的分析を適切に選択・実行し、その結果をフォーマットどおりに記述できる。
2. 1の結果から、実践的適切さ(Pragmatic appropriateness)だけでなく、学問的厳密さ(Academic rigor)も考慮して、効果の大きさや一般化について妥当に解釈し、教育成果の検討ができる。
【担当者】
相原総一郎(芝浦工業大学 教育イノベーション推進センター 特任教授)
・日時:2021年6月26日(土)13:00~16:00
・共催:日本高等教育開発協会
・方法:Zoomによる実施
・対象:対象:理工学教育に関わる大学・高専等の教職員
・人数:先着30名程度(希望者多数の場合、理工学教育に携わる教職員の方を優先します)
・費用:無料
第1回カリキュラムコーディネーター養成研修会 -評価編-
2021年6月18日~19日にオンラインにて第1回カリキュラムコーディネーター養成研修会評価編を開催した。当日は、48名の教職員が参加された。
参加者は、事前課題として中島氏より、卒業時の学習成果の評価やアンケート調査による評価というテーマで視聴して参加した。
1日目は、カリキュラム評価の意義と方法について中井氏の講義から始まり、その後桑木氏より所属組織の評価の特徴と課題、ランチタイムを挟み、評価の指針の明確化と実効性を高める工夫について、講義いただいた。
2日目は、午前中より希望者への組織の課題解決案に関する個別面談を行い、午後には、カリキュラム全体を見渡した設計・評価・改善の取り組みの紹介を行い、その後グループワークでの課題解決案の発表共有を行い、その後講師が質疑応答を行い研修会は幕を閉じた。
主 催:日本高等教育開発協会(JAED)共 催:株式会社学びと成長しくみデザイン研究所