2020年度
活動報告
日本高等教育開発協会10周年特別企画FD担当者フォーラム
「FDの10年 変わるべきもの、変えてはいけないもの」
日本高等教育開発協会(JAED)では、高等教育開発者同士の連帯を図りつつ、高等教育開発に関する活動を実践することを通して、日本の高等教育機関の教育と学習の質の向上に貢献することを理念として活動しております。この度、協会設立10周年という節目を迎えました記念フォーラムを開催する運びとなりましたので、ご案内いたします。
以前、お申し込みをいただいた皆様に優先的にご案内させていただきます。
日本高等教育開発協会10周年特別企画
FD担当者フォーラム
「FDの10年 変わるべきもの、変えてはいけないもの」
●開催日時:2021年3月14日(日)
●会場:オンライン開催(Zoom/ウェビナー)
●プログラム:
13:00~オープニング挨拶
13:05~【講演】FDの基本を理解する-FDの意義、類型、方法、体制-
愛媛大学 教授 中井俊樹
14:00~【講演】最新版FDお役立ち情報を知る-FD情報がわかるサイト、書
籍の紹介-
徳島大学 准教授 吉田博
15:00~【講演】FD担当者としてのキャリアを考える-必要な力と修得法、FDer
としてのキャリアとは-
立命館大学 教授 沖裕貴
16:00~【座談会】FD専門家団体JAEDの過去・現在・未来を語る
京都産業大学 教授 川島啓二
立命館大学 教授 沖裕貴
大阪大学 准教授 佐藤浩章
国立教育政策研究所 総括研究官 加藤かおり
17:10~クロージング挨拶
17:30~(希望者のみ)オンライン情報交換会(Zoom/ミーティング)
第4回カリキュラムコーディネーター養成研修会 -初級編-
2020年11月21日~22日にオンラインにて第4回カリキュラムコーディネーター養成研修会初級編を開催した。当日は、36名の教職員が参加された。
1日目は、カリキュラムマネジメントの背景と意義について中井氏の講義から始まり、その後実践編として佐藤氏より3つのポリシーの見直しについて講義いただき、竹中氏よりカリキュラムの評価と改善について講義いただいた。
2日目は、中井氏のカリキュラムマネジメントの組織体制から始まり、清水氏のカリキュラムマネジメントの実践事例(大学内部の人)、桑木氏のカリキュラムマネジメントの実践事例(大学外部の人)より講義いただき、最後は、中井氏の組織的なカリキュラムの課題解決のセッションにより研修会は幕を閉じた。
主 催:日本高等教育開発協会(JAED)共 催:理工学教育共同拠点(芝浦工業大学・教育イノベーション推進センター) 株式会社学びと成長しくみデザイン研究所
第2回カリキュラムコーディネーター養成研修会 -中級編-
2020年11月14日にオンラインにて第2回カリキュラムコーディネーター養成研修会中級編を開催した。当日は、14名の教職員が参加された。
参加者は、事前視聴課題として中島氏より「大学組織について理解する」「外部の力を借りて組織を動かす」等の動画を見たうえで、カリキュラムコーディネーター養成研修会初級編以前の活動レポートを提出した上で、研修会に臨んだ。
1日完結型研修である当研修は、事前に準備いただいた活動レポートを元に講師が各グループに入りファシリテートしながら、参加者は、各グループ内での自学の課題や改善点を共有し、その解決方法を立案を試みた。最後に相互のフィードバックを行い、その後spatialchatを用いて、オンライン交流会を行った。
主 催:日本高等教育開発協会(JAED)共 催:理工学教育共同拠点(芝浦工業大学・教育イノベーション推進センター) 株式会社学びと成長しくみデザイン研究所
第12回 JAED研究会
大学教育センター等(Center for Teaching and Learning: CTL)の現在と未来を考える―「日本版CTLアセスメント基準(試行版)」を活用して―
日本における大学教育センター等(Center for Teaching and Learning: CTL)(以下、センター)は2000年代以降その数を増やし、授業改善やカリキュラム開発の支援、学修支援の充実など、教育の質保証や教学マネジメントに寄与してきました。一方で、センターは組織構造、提供するプログラムないしサービス、インフラといったさまざまな面で課題に直面しやすい組織でもあります。
JAEDでは、そういった各大学におけるセンターの現状や課題を理解し、今後の改善に向けた指針を提供する機会を設けたいと考え、センターを多面的にアセスメントできる「日本版CTLアセスメント基準」の開発に取り組んでいます。本研究会では「日本版CTLアセスメント基準(試行版)」をもとに所属大学のセンターをアセスメントいただき、その結果をもとに各センターの現状と今後について、そして基準の有用性について考えてまいります。センターの運営に携わる教職員のご参加をお待ちしております。
■第12回 JAED研究会
日時:2020年9月15日(火)15:00~17:30
場所:オンラインにて開催(Zoom)
対象者:大学教育センター等、学内の教育開発を推進する組織に関係する大学教職員
参加費:無料
定員:16名
主催:日本高等教育開発協会(JAED)
プログラム:
15:00~15:15 開会挨拶と趣旨説明
15:15~17:15 グループ討議「日本版CTLアセスメント基準(試行版)」を用いたアセスメント結果報告と議論
17:15~17:30 全体討議と閉会挨拶
研究会企画メンバー:
西野毅朗(京都橘大学・代表)、杉森公一(金沢大学)、吉田博(徳島大学)、竹中喜一(愛媛大学)、佐藤浩章(大阪大学・アドバイザー)
申込:
下記フォームより9月7日(月)までにお申込みください。定員(16名)に達し次第、申込を締め切ります。
事前課題:
申込者には、事前に「日本版CTLアセスメント基準(原案)」を配付します。当日までに所属組織についてアセスメントしていただき、当日グループ討議でご報告いただきます。
JAED緊急研究会 2020年後学期の15のシナリオ徹底検討(第11回研究会)
~新型コロナウイルスに対応する”低密度な大学”の姿とは?~
春学期が終わり、夏が始まると同時に、キャンパスでの学びがいつ再開されるか、不確実性に直面しています。
いくつかの教育機関では、秋学期はオンライン化すると明確な計画を発表し、教員や学生に準備すべきことを明確にしました。他の教育機関では、学生がキャンパスに戻るという計画を発表したものの、実際に実現できるか疑問がつきまとっています。 また、まだ決定していない教育機関もあります。
2020年度秋学期以降、どのように授業を提供すべきか、いま世界中の高等教育機関の関係者が頭を悩ませています。
本研究会では、この問題に対処するために取りうる選択肢につき、オハイオ州立大学のエドワード・J・マロニー教授とダートマス大学のヨシュア・キム教授が書いた「秋学期以降の15のシナリオ-ソーシャル・ディスタンス時代における高等教育-」を、翻訳者による徹底解説の上、検討します。
■■JAED緊急研究会■■
◆ 日 時:2020年8月18日(火)13時~15時15分
◆ 場 所:オンラインにて開催(Zoom使用を想定)
◆ 対象者:教育担当副学長、学部長、学科長
教務委員長、教務職員、ICT教育・FD担当者、教員
◆ 参加費:無料
◆ 定 員:40名
◆ 主 催:日本高等教育開発協会(JAED)
ファカルティ・ディベロッパー養成講座特別オンラインセミナー
今年は当初予定したFDを中止にしようと考えているFD担当者も多いのではないでしょうか。対面での教育が難しい現在、教員の学習よりも学生の学習を第一に考えるのは当然のことでしょう。
しかし、新規に採用された教員や授業のオンライン化の支援を望む多数の
教員がいる中で、すべてのFDを断念して大学教員の学びを止めてしまって
よいのでしょうか。
本セミナーでは、今年のFDをどのように進めたらよいのかを各大学の事例を踏まえて検討します。
具体的には、断念せざるをえないのはどのような活動か、継続すべきものはどのような活動か、新たに開始すべきものはどのような活動か、FDを実施するにはどのような工夫が必要か、大学間で活用できる教材にはどのようなものがあるのかなどを共有します。
それらをもとに各大学におけるFDをいかに構築することができるのかを考える機会にします。
■■ファカルティ・ディベロッパー養成講座特別セミナー■■
◆ 日 時:2020年6月27日(土)13時~16時
◆ 場 所:オンラインにて開催(Zoom使用を想定)
◆ 対象者:FDを担当している教職員
◆ 参加費:無料
◆ 定 員:80名
◆ 主 催:日本高等教育開発協会(JAED)
共 催:愛媛大学 教育・学生支援機構教育企画室(教職員能力開発拠点)
大阪大学 全学教育推進機構教育学習支援部
芝浦工業大学 教育イノベー ション推進センター(理工学教育共同利用拠点)
株式会社学びと成長しくみデザイン研究所(50音順)